横須賀市にある飲食店から深夜営業許可のご依頼
先日は横須賀市から深夜営業許可についてご依頼がありました。
場所は京急横須賀中央駅から徒歩10分くらいにある飲食店でどぶ板通りの近くでした。今回のお店はダイニングバーみたいな感じですが店内にダーツ機なども設置されておりアメリカにある飲食店のような店づくりでした。横須賀ぽいと思い、いつも通り測量をしていたのですが1点また新たに勉強になったことがありました。
1m以上のイスやテーブルの解釈
深夜営業許可では「客室内に1m以上の見通しを妨げるものを置いてはならない」と法律で決まっております。見通しを妨げることで奥で如何わしい行為をしないようにという意味合いなのですが、この基準にはイスやテーブルなども該当します。
仮に1m以上のイスがあったとしてもその向こうで如何わしい行為をするとは私個人的には思わないのですが現在の風営法ではこのような基準があります。
この基準が正しいかどうかというのは置いといて、今回疑問に思ったことはイスの高さはどこから測るものなのかというものでした。というのもこのお店は入口を入ると一段下がるような店造りでした。客室は階段に関係なく、階段の下にも上にもイスやテーブルが配置されている状態です。
つまり、イスが仮に90㎝で階段が20㎝だとすると、階段の上から同じフロアのイスを測ると90㎝ですが、階段の下から階段の上のイスを測るとイス+段差でイスの高さは110㎝になってしまい、見通しを妨げるものに該当するのではないかということです。
すぐに神奈川県警に確認をさせて頂いたところ、やはり階段の下から測るということでした。
よって、このお店ではイスを撤去するかイスの高さを低いものに変更しない限り深夜営業許可の届出は受理されないということになります。