電子署名のやり方について
ここでは電子署名をするためのAdobe Acrobatの設定の仕方をご説明します。
以前、「行政書士のための電子署名のやり方について」というブログを書いたのでそちらも参考にしてください。
Adobe Acrobatはネットで3~4千円くらいで買えるPDFの編集ソフトです。
しかし色々バージョンがあるので注意が必要です。
基本的にやることは2つだけです。
①環境設定
②各種設定
①環境設定
バージョンによって異なりますが基本的に「編集」⇒「環境設定」⇒「一般」⇒「セキュリティー」⇒「詳細設定」をクリックしていき 「文書の署名および暗号化時に使用するデフォルトの方法(M)」から [SignedPDF] を選択します。
②各種設定 環境設定が終わったら次に各種設定をしていきます。
Acrobatのメニューから「編集」⇒「環境設定」⇒「SignedPDF」をクリックします
「証明書ストア」を選択します。
(1)パスワードを変更する
まず、パスワードを変更する場合はパスワードの変更をいたします。
環境設定画面内の「署名用鍵管理」の「パスワード変更」を選択します。
パスワードの変更は任意です。
変更しない場合はPINコードを再度新パスワードに入れます。
※注意点としてはAcrobatで使用するパスワードとは全てセコムから送付されたPINコードのことをいいます。
(2)電子証明書をAcrobatに登録します。
環境設定画面内の「署名用鍵管理」の「証明書ストア管理ツール」を選択します。
「初期化」と「参照」を選択出来ますが、初めて設定する場合は「初期化」を選択します。 パスワード(PINコード)を入力します。
署名に使用する電子証明書を設定します。
「証明書ストア管理ツール」で「証明書情報」の「追加」をクリックします。
参照から追加する電子証明書(セコム)ファイルを選択します。
(3)個人情報ををAcrobatに登録します。
環境設定画面内の「署名時の既定値」の「設定」を選択します。
例
名前:(例:山田太郎)
署名地:(例:東京都)
理由:(私はこの文書の作者です)
使用印影:(PDF形式印影ファイル) を入力します。
4:電子署名のやり方 ここまできたら後は電子署名するだけです。
①署名ツールから「文書に署名(S)」を選択します。
②署名したい場所をドラックします。
③パスワード入力画面が出てくるので、PINコードを入力すればOKです。
なお、「この製品では検証出来ません」というポップアップが出てきますが、これは「PDF署名プラグイン」の影響なので気にする必要はありません。
以上で電子署名の完成です。